コピーライターを目指したい方必見!『ネットで「効く」コピー』
コワーキングスペース24の数多くの書籍の中から選りすぐりのものをご紹介する、24ライブラリ。第3段は、コピーライターを目指したい方必見の『ネットで「効く」コピー』です。
私は別のアルバイトでのライター仕事や、大学でのレポート作成など、文章を書くことが好きなのですが、文章構成や内容など、知識や経験はまだまだです。そして何より、キャッチコピーを考えることが非常に苦手でして…。そんな中、今回何の本について書こうかと本棚を探していると、まさに今の私にぴったりのこの『ネットで「効く」コピー』を見つけました!キャッチコピーを考える能力は、宣伝効果にも影響するので、どの分野の方でもお役に立てるのではないでしょうか?今回は数多くの方法の中から、前半の基本についてをご紹介させていただきます。
ネットでは「読まれない」が当たり前
まず、冒頭部分ではコピーライティング基本の基本4カ条として、このように挙げています。ネットでのコピーは、一言一句きちんと読んでくれる可能性はかなり低いです。その可能性を上げるには、何に注意すればいいのでしょうか?
- マイナス三重苦から考える。
- 商品ではなく価値を語る。
- 相手のことを思い浮かべる。
- 最初のコトバに集中する。
細かく説明すると長くなってしまうので簡単に説明すると
1のマイナス三重苦とは、誰も自分が書いたコピーに<興味ない><知らない><読みたくない>というマイナス要素のこと。
2は、売りたい商品・サービスを利用することで、購入者がどのような体験ができるのか、何を得られるのかという価値を真っ先に伝えなくてはならない。
3では、誰に対してのメッセージなのか定め、気持ちのこもった言葉を紡ぐ。
4は、自分の考えたコピーが迷惑メールのような扱いにされないように、最初の言葉、センテンスが非常に重要である。
と、まとめられます。
せっかく時間をかけて書いた文章でも、誰にも読まれないと残念な気持ちになりますよね。(私もブログを書いていて時々そう思ってしまいます笑)2,4については日頃から意識していましたが、1、3についてはあまり意識していなかったので、この基本の基本の重要さを学びました。
流し読みされても伝わるコピーとは?
これらを踏まえて、自分の書いたコピーが流し読みされないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
ネットで読まれるコピーを書くためには、<ユーザビリティ>を意識することが大事であるそうです。ユーザビリティとは、簡単に言うと使いやすさのこと。利用する人が不便な思いをすることなく、目的を果たせるかどうかの判断基準でもあります。「要点がわからない」、「ムダに長い」、「読みにくい」がこのユーザビリティを低くしてしまいます。そして、ネットではユーザーは8割以上コピーを流し読み(じっくり読まない)傾向にあります。そのため、流し読みされても伝わるコピーを書く必要があります。ポイントは主に3つ。
- 重要な言葉は先に
- 簡潔に要約せよ
- 逆ピラミッド型で書く
1では、ネットニュースや掲示板でよく見る【 】で始まるキーワードを頭にれることを、有効的な方法として紹介しています。このカッコ内の言葉は、ユーザーにとってメリットや関心のあることでなくてはなりません。
2では、お手本としてヤフートピックスを挙げています。このヤフートピックスは、人が一度に近くできる文字数である9〜13字で内容をうまく要約しています。記事タイトルやキャッチフレーズでは、<簡潔>と内容の<要約>を心掛け、最適な文字数でまとめる必要があります。
3の逆ピラミッド型とは、以下の図のようなものです。
①結論(価値、得すること)
②結論を実行する特徴(機能など)
③特徴を支える品質や仕組みの説明
先程の基本の基本で紹介した「最初の言葉に集中せよ」と同じ考えで、始めに結論を示すことで、冒頭から内容がつかめる文章を書きます。
日頃ヤフーニュースを読みますが、トピックスの文字数など気にしたことはなかったです。改めて考えると、限られた文字数で簡潔にまとめるって結構難しいことですよね…。
コピーライターを目指している方、そうでない方も必見!
今回、第6章まであるうちの第1章を簡単にご紹介いたしました。文章を書くことが得意であると思っている私でも、出来ていないことや気付かされる部分が、第1章の時点で多くありました。最後の筆者は全体のまとめとしてこう述べています。
- ネットの文章をじっくり読む人は、知りたい情報にアクセスできないリスクが高い。
- 文章を読むのが苦手な人には、小学生〜中学生でもわかるライティングが必要。
- 文章で一番大切なのは「読まれること」。読まれるためには読み手への敬意が必要。
「じっくり読んでるのに知りたい情報を知れないの?」、「小中学生でもわかるライティングって?」
と、思った方は是非、コワーキングスペース24の本棚にあるこちらの『ネットで「効く」コピー』読んでみてください。コピーライターを目指している人も、そうでない人も、お得な知識満載で、日頃の生活に役に立つかも知れません。(例えば学生さんだと大学でのレポート作成時や、サービス業でのポップ作りなど)他にも、ウェブ関連での勉強本がコワーキングスペース24には沢山ありますので、ぜひお手にとってみてください!私も勉強がてら、またウェブ関連書籍をご紹介させていただきます。
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